SusakiVeterinarian's Column
ファスティングで正常化のスイッチを入れる
須崎は2010年に「須崎獣医師の緊急特別セミナー in 大阪」を開催以降、様々なテーマで皆様とお会いしてまいりました。
しかしながら、2020年から始まったコロナ騒動で様々な活動が制限され、須崎も各地でのセミナー開催ができずにいました。
それまでは移動式診療で訪れる各地でセミナー会場をお借りして対面でのセミナーをやっておりましたが、
・外出禁止!
・接触禁止!
・ロックダウン!
・三密!
・マスク!マスク!マスク!
と騒がれるようになり、私からすると
「何を騒いでいるんだか…」
といった思いでおりましたが、テレビや新聞でやたらと騒がれみなさまも不安だ心配だということで、それならば!と
・フルリモートで
・生配信ではなく録画配信で
・質問を受け付けて回答動画でお答えする
という配信セミナーを開始しました。
そこでまず第一弾として、「口内ケア」と「ファスティング」のセミナーから始めましたが、今回は
・健康維持
・体質改善
・病気克服
を、自身の自然治癒力を高めて改善できる、
愛犬・愛猫の正しいファスティングセミナーについてお話させていただきます。
もしあなたが、不眠不休で一週間仕事をし続けたらどうなるでしょうか。
最初はなんとか頑張れても、日に日に集中力が落ちて、ミスが増えて、最後にはフラフラになってしまいますよね。
きっと、
「眠りたい…」
「少し休めたら、もっとちゃんと動けるのに」
そう感じるのではないでしょうか。
それと同じで、毎日休みなく働き続けている胃や腸、肝臓などの内臓も休ませると、本来の働きを取り戻すのです。
このように、「内臓を休ませる」という考え方から生まれた断食(ファスティング)は
・健康維持
・体質改善
・病気克服
のための、
自然治癒力を高めるのに効果的な手段なのです。
「食べないと栄養失調になっちゃう」
とか
「栄養が足らないと治らない」
などととんでもない情報を擦り込まれてしまった飼い主さんに、
効果的に食べないことってこんなに自然治癒力を高めるんだ!
ということに気づいて欲しい!のです。
消化吸収には莫大なエネルギーが使われます。
そんな莫大なエネルギーを温存して治癒に回すことは、
生物共通の本能による治療法です。
「食べない」は消化器を休ませる最適な行為です。
健康の為に何かを身体にたす(取り入れる)のではなく、引くという選択肢を学んで下さい。
また、私の本音としましては、
【飼い主さんにも断食・半断食を経験して欲しい!】
という思いがございます。
かつてバラエティ番組で、6泊7日の断食道場を経験した須崎だからこそお伝えできる極意も併せてお伝えさせていただきました。
●どんな効果が期待できるか?
●断食のデメリット
●衰弱している時は?
●シニアの断食方法
●どのぐらいの期間
●断食中に必要な栄養素
●定期的にやった方がいい?
●まとめてやった方がいい?
●断食中の水分量
●断食中お風呂に入れていいのか?
●断食中のお散歩について
●スケジュールの組み方
●断食中の過ごし方
●留守中注意
●気をつけなければならないこと
●サプリメントは必要?
●痩せるのが不安な場合
●代謝を高めたい場合
●おすすめな時期
●自信をもってやる考え方
●症状が出た場合
●中断した方がいい時
●やらない方がいい子
●復食のやり方
などについて、当院で経験したことをお話しさせていただきました。
空腹だと胃液を吐く
【犬猫は空腹だと胃液を吐くのではない!何かが起こっているから吐くのだ】
不適切な因果関係。
何が原因でこうなったのか?
という因果関係を正確に把握することは、問題解決においてとても重要です。
例えば、
「今年の肺炎による重症者は全員非喫煙者でした。ですから肺炎にならないようタバコを吸いましょう!」
という主張が適切ではないとおわかりいただけると思います。
しかし、こんな主張が世の中では珍しくなく普通にあります。
「犬猫は空腹になると胃液を吐きます」という因果関係がデタラメな話があります。
確かに、空腹になると胃液を吐くのですが、胃液をはかないようにさせることが問題なのではなく、
空腹の刺激ごときで胃液を吐くなどというとんでもない現状
を改善することが大切なのではないでしょうか?
あまりにも、不適切な情報が広がりすぎて、ともすると犬猫が吐くと、
「空腹だからじゃない?」
などというアドバイスが横行しているような状況です。
ちょっと考えてみればわかる話!
よく考えなくてもわかることですが、例えば、自然界で肉食獣が一週間獲物にありつけないなどという事態は普通にあります。
そんなときにチーターが、空腹だから「オェ~! オェ~!…」と吐き続けるなどということがあるでしょうか?
ちょっと考えたら「ナイ」とわかることですよね?
では、実際には何が起こっているのでしょうか?
実際には、体の中で何か根本的な問題が起こっており、そこからとばっちりのような形で、影響が及んでいるという状況です。
実際に体を調べてみると、根本原因のありかは三種類あります。
②症状のある部位の周辺に問題がある場合
③症状のある部位から随分離れたところに根本原因がある場合
担当獣医師が原因を探れないから原因不明という結論になる事はあっても、根本原因がない吐き気などというものは存在しません。
ですから、「空腹だと胃液を吐く」という表現は、現象面としては合っているのでしょうが、因果関係が全くおかしいのです。
例えば、胃の周辺に問題があるから、身体が「食べないでくれ!休ませてくれ!」と判断して吐く場合があります。
そのときに、その因果関係を探ることもなく、
「空腹で履いているのかもしれないから、吐かせないようにしましょう!」
と食べさせてしまったらどうなるでしょうか?
症状はサインです!
もしあなたが不眠不休で働き続け、「休ませてくれ」と言っているのに、「もっと働け!」と言われたらどうでしょう?
それと同じで休ませれば元に戻るのに臓器を休ませない方向にもっていく…。
そのうち吐く力さえなくなってしまう…。
それを「吐かなくなったから治った!」と誤解してしまったらどうでしょう?
急性膵炎になってもおかしくないですよね。
このように症状はサインなのです。
症状を抑えて自然治癒力で治すのが対症療法。
症状を消すことを悪のようにいう人がいますが、そんなことはありません。
「症状を消して自然治癒力で治す」
という方式が西洋医学です。
しかし、状況によっては、症状を消しつつ同時進行で原因も減らしておかないと慢性化することもあります。
また、体内状況を正確に把握出来ないと
「体質ですね!」
などという言葉で片付けられてしまったりします。
原因が減ったから症状が消えていることを確認してもらう!
ですから、症状を消す対処はアリなのですが、同時に根本原因がきちんと減っているのかどうかも確認してもらう必要があります。
そうでないと、症状だけを見てしまうと、「白い犬は震える」とか「肉を食べすぎると腎臓病になる」とか、「水を飲むと水毒になる」、などというような一見もっともそうで、とんでもない情報を信じてしまうことになりかねません。
物事には必ず原因があります。
症状は悪いものではなく「不快だが必要かつ正常な免疫応答の結果」です。
ですから、症状があるということは、身体がおかしいのではなく、原因量がおかしいのです。
ということは、「その原因は一体どこに何がどれくらいあるのか?」ということを調べることも重要です。
症状だけを消そうと思っても消えないから「体質だ」、「遺伝だ」などという言葉で片付けられ、不適切な対処をされないように、我々も賢く生きていきたいものです。
ニオイ対策にはエアラクア
「動物病院なのに、ニオイがしないですね」
診察に来られた飼い主さんから、時々そんなふうに言われます。
須崎動物病院は重症な犬猫が多く連れてこられる動物病院で、特に、シニアの子や皮膚トラブルのある子などは、どうしても空気にニオイが残ります。
ですので正直、“無臭”はなかなか難しいんですよね。
でも動物病院特有のあの匂いがしない、と。
匂いがしない理由は、いくつかありますが、その一つが
・電気不要
・音がしない
・フィルター交換なし
・置くだけ
の、エアラクア350のおかげではないかと思っております。
(ちなみに350というのは、350mm×350mmのサイズだからです。)
「本当にそれだけ?」と思われるのですが、 実際これをご自宅で購入してお使いになった飼主さんからは、部屋の匂いが明らかに減ったという感想をいただいております。
特に、
・ペットのトイレ周り
・普段の寝床
・車の中
・多頭飼育のお部屋
などで、「匂いが気にならなくなった」と感じる飼い主さんが多いようです。
2)電気不要
3)音がしない
4)面倒なメンテナンス不要
5)軽い
6)持ち運び自由
7)錆びたりかびたりしない
8)ニオイを分解してくれる
9)水に濡れても溶けない
10)光に当てるだけでリセットされる
11)半永久的に使える
という特徴があり、ただ置いておくだけなので、ペットたちの生活を邪魔しませんし、 定期的に天日干しすると効果が続くので、 ニオイを吸ってボードが黄色っぽくなってきたら、晴れた日に窓際に置くと繰り返し使える優れものなのです。
しかも現在取り扱っているものはLED対応なので、LEDライトの部屋に置いておけば半永久的に使える優れもの。
「掃除しなきゃ…」
「フィルター交換しなきゃ…」
が無いのは、本当にありがたいです。
ただ、落とすと割れることがありますし、勢いよく倒れたりすると破損の原因になります。
「壊れたから捨てよう」となってもフッ素樹脂を使っているため、直火で加熱するとフッ素樹脂が分解して有害ガスが発生するため、通常のゴミとしては出せないのです。
ですので高い場所に置く場合は、どこかにしっかり縛り付けるなど、注意してください。
万が一破損し、不要となった場合は須崎動物病院にお問い合わせくださいね。
派手な製品ではありませんが、“静かに働いてくれる感じ”が、動物との暮らしにはちょうどいいと思いませんか?。
ということで、空気清浄ボード、エアラクア350のご紹介でした♪
エアコンのクリーニングはお早めに!

急に暑くなった初夏のある日…
犬や猫はヒトの様にダラダラと汗をかかないから、体温調節がヒトほど得意ではないと学んだAさんは、愛犬のマロンちゃんを熱中症にしないよう、ドアを閉め、エアコンのスイッチを入れました。
すると風を浴びたマロンちゃんはあわてて部屋から出ようとするではありませんか!
「熱中症になるから出ちゃダメ!」
しぶしぶマロンちゃんはその部屋で過ごすことになりました。
しかし、なんとその晩、突然体中に湿疹が出始めたのです…。
慌てて夜間動物病院に駆け込み症状を抑える処置をしていただきました。
これって、エアコンのせい?
飼い主さんはエアコンをつけたことと関係があるのか気になって原因療法に取り組んでいる動物病院の診療を受けたところ、
「これはすごいカビの量ですね…。エアコン掃除しないで使いませんでしたか?」
と、霊能力者のようにピンポイントな質問をされました…。
「なんでわかったのですか?」と伺うと、
「犬の身体を調べてそうかなと思いました」と。
「エアコンの掃除をしてから使ってくださいね」
と情報発信しているのですが、何かが起こらないと行動しない方が多く、もどかしく思っています。
そもそも、エアコンの掃除はしないといけないのでしょうか?
エアコンクリーニングをしないと…エアコンの中でカビや雑菌等が増え、それらが冷気と一緒に室内に放出され、その菌やカビ、ホコリなどを吸い込みいろいろな不調につながる…
実際、掃除をしないエアコンを作動させてから
●飼い主さんの咳が止まらない
●ペットが咳をし出した
●目やにが…
●涙焼けが…
●皮膚に湿疹が…
●鼻水が…
●鼻づまりが…
というケースを毎年診療で経験します。
原因を探って取り除けばいいだけの話なのですが、わかっているなら、そうなる前に対処しませんか?
その方が楽なのに…と思うのです。
- エアコンが汚れるわけ
- ↓
- エアコンが湿る
- ↓
- 湿ったところにホコリ等が付着する
- ↓
- 菌やカビが付着する
- ↓
- 菌やカビが増殖
- ↓
- 菌やカビが冷気と共に部屋中に放出される
のだそうです。
では、家の中でエアコンが汚れやすい部屋はどこでしょうか?
エアコンが汚れやすい部屋
⚫︎キッチン・リビング
⚫︎よく使う部屋
⚫︎キンキンに冷やしている部屋
だそうです。
- 換気扇よりもエアコンの方が吸い込む力が強い
- ↓
- 調理で舞い上がった油がエアコンの方に移動
- ↓
- エアコンに油が付着
- ↓
- エアコンがベトベト
- ↓
- ベトベトしたところにホコリ等が付着する
- ↓
- 菌やカビが増殖
- ↓
- 菌やカビが冷気と共に部屋中に放出
となるのだそうで、エアコンが最も汚れている部屋だそうです。
- 部屋への出入りが多い
- ↓
- ベッドやソファー、カーペットなど布製品が多い
- ↓
- 埃が舞う
- ↓
- 舞った埃がエアコンに付着する
- ↓
- 菌やカビが増殖
- ↓
- 菌やカビが冷気と共に部屋中に放出
それで汚れるでしょうということですね。
- 外気と内気の温度差が激しい
- ↓
- 結露する
- ↓
- エアコンが湿る
- ↓
- 湿ったところにホコリ等が付着する
- ↓
- 菌やカビが付着する
- ↓
- 菌やカビが増殖
- ↓
- 菌やカビが冷気と共に部屋中に放出
という流れです。
ですから、ペットと暮らしている方ならなおさらエアコンの掃除はしておきたいものです。
「でも、我が家のエアコンは自動洗浄機能付きですから、大丈夫です♪」
と思われている方はいらっしゃいますか?
エアコンの「自動洗浄機能付き」というと、
【一切のお手入れがいらない!】
ように感じられませんか?
実は、この機能できれいになるのは
【フィルターだけ】
です。
フィルターの「奥」のエアコン内部ではカビが大量発生!という事態になっているのです!
そこで質問です!
「自動洗浄機能が付いているエアコンはクリーニングしなくても大丈夫ですか?」
正解は…
フィルターは掃除しなくてもいいかもしれませんが、
エアコン内部は定期的に掃除をしないとダメ!
なのです
でも、やっぱりお金もかかるし、 スプレータイプでエアコンの汚れを落とす市販品があるから、 それを使ってみるのはどうでしょう?
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
エアコンの洗浄は
1)特殊な溶剤をかけて汚れを浮かせ
2)高圧洗浄する
が基本です。
ですので、市販のスプレーでは限界があるのです。
●掃除できるのはアルミ製の冷却フィンだけ
●結露が生じる肝心のエアコン内部は洗浄できない
●こびりついたホコリにスプレーが付着するとさらにホコリが付着しやすくなることがある
●洗浄液や落ちた汚れが排水ホースに入り、排水ホースのつまりの原因になる
●旧式のエアコンだと、元々劣化していた部品に洗浄液がかかり、部品が壊れることがある
結局、安く済ませようと思って洗浄スプレーにしたら、エアコンが壊れて新規購入…
かえって高く付くことになることがあるのだそうです。
ですから、この記事をお読みになったあなたが損をしないためにも、業者さんにお願いして洗浄することをオススメします。
ちなみに、業者さんに掃除をしていただいた状態を維持するのに、多少役立つのが洗浄スプレーだと考えておくと良いと伺いました。
きちんと掃除しましょう!
ということで、今回はエアコン洗浄についてお話ししましたが、お部屋全体の掃除、除菌をしっかりできると気持ちがいいものですよね!
環境も体内も、除菌は重要です!
食事の見直しで体調不良になるのは、うまくいっているサイン!?
食事の見直しをすると、身体のリセットのために元気が無くなったり、食欲が無くなったりすることがあります。
昔から須崎動物病院のことを知ってくださっている飼い主さんは、こういうことはご存知なので、こうなっても冷静でいられる方が多いのですが、
最近私のことをお知りになった方は、
「手作り食で具合が悪くなった!」
と勘違いされる方も中にはいらっしゃるようです。
もちろん、ごくまれに例外はありますが、ほとんどがそんなわけないんですよね。
身体はそもそもバランスを理想の状態に戻す様に働こうとします。
バランスを元に戻せないぐらいゆがんでしまった場合は、延命するしかなくない状態です。
このことを知っていると、手作り食を食べさせて症状がどうなろうと、動じない心の基礎が出来ます。
もちろん、生死に関わる症状は気にした方がいいですが。
基本的には、身体を修復しようというときは、消化にエネルギーを回すよりはメンテナンスにエネルギーを回したいものなので、食欲が無くなることはよくあることです。
このとき気をつけたいのは脱水ですね。
排泄時にビタミン・ミネラルの大量消費が起こることもあるので、食欲が落ちている時は、無理に栄養補給させることよりも、
● 水分補給
● ビタミン・ミネラル補給
を最優先してください。
もちろん、栄養補給は不要だというわけではありませんが、食べないのは数日猶予がありますが、飲まないのは緊急に対応する必要があるということです。
理想は、消化しなくても吸収できるドリンク剤の様なものがおすすめです。
同時に
● 活性酸素対策
● 感染症対策
も体調を落ち着かせるために重要です。
いざというときに飼い主さんが慌てず対処できると、ペットも安心できます。
ということで、食事を切り替えた後の体調不良はリセットが始まったサインだというお話しでした。
ペットの手づくり食について学びたい方や、不安を感じている方は、ペット食育協会(APNA) の情報もぜひ参考にしてみてください。
資格を持つペット食育指導士から、実践的で幅広い知識を学ぶことができます。
歯ブラシの除菌
ヨーキーの6歳の女の子で歯周病になり、手術して歯を約10本抜きました。(フードは手作りです。)
それ以来歯ブラシと、朝ときどき乳酸菌、毎晩食後に一滴熊笹エキスを使用しています。
ですが最近、また歯周病の様な口臭がしてきました。
熊笹エキスは好きなようで原液を1滴なめています。
お聞きしたいことは歯ブラシの除菌です。
ペット美容院で
「乳幼児用消毒液などで歯ブラシを殺菌したほうがいい」
と言われました。
消えミストを持っていますが歯ブラシにシュッとすることで可能でしょうか?
同じフィトンチッドのマウスリセットを垂らすのでも可能でしょうか?
(なんとなく消毒液は避けたいので・・・)
マウスリセットは嫌いな様でしていませんでしたが、この際きっちりやってみようと思いマウスリセットも注文しようと思っています。
アドバイスいただけると助かります。
ご質問ありがとうございます。
ご質問の件ですが、人間もそうですが、歯ブラシは基本的に複数本用意し、使った歯ブラシは、
●キチンと洗い
●水を切って
●消えミストなどを吹き付けて
●充分乾燥させる(約2~3日)
●その間、他の歯ブラシを使うというローテーションを行います。
ご存じの通り、人間でも口内は菌が多く、当然のことながら歯ブラシも汚れます。
ですから、充分に洗浄しそのまま消えミストを吹き付けると歯ブラシについた水で薄まり効力が落ちてしまうので、(効果の有無は濃度で決まります) 親指でしごいたり、振ったりして、水を充分に切り、消えミストを吹き付けます。(マウスリセットはより濃度が濃いです)
これで、歯ブラシの除菌をするのですが乾燥させることがとても大事です。
僕のかかりつけの歯科では7本用意して、使い分けろと言われます。
それが理想なのはわかるのですが、家族全員分7本も用意したら、洗面台が大変なことになるので(笑)3本くらいをローテーションで使っています。
そんな感じで使ってみてください。
それと、ときどき、同じ歯ブラシを長期間使いすぎて、ビロ~ンと拡がった歯ブラシを使っている飼い主さんがいらっしゃいますが、それでは磨く効果が落ちて時間と労力がもったいないので、人間同様、ある程度頻繁に換えた方がいいと思います。
歯ブラシがもったいないより、時間と労力がもったいないです。
さらに、口内ケアが大事だとこれだけお伝えしているのに、
「嫌がるから…」
という理由でやらずにいて、案の定、上の歯が歯周病となりそれの対処の優先順位を間違えて、
歯根部→目の下に穴が開いて膿が出てくる→慌てる→どうにかなりませんか?…
という方が珍しくありません。
そういう事例を沢山見てきたのですが、なってからでは、元に戻すのが大変なのです。
お願いですから、しつけ教室で制御の仕方を教えてもらってでも、
「正しい口内ケア」
をお願いいたします。
酵素は大事じゃないんですか??
先日診療で、
「今までネットで調べてきたことがほぼ全て『うちの子』には必要ない方ばかりを信じてきた方」
がいらっしゃいました。
免疫力が十分発揮出来ているから強い症状が出ているのに、
「免疫力が弱いから病気になるんだ…」
と、不必要なサプリメントを40万円もまとめて購入されていたり、
「腹水がたまるから」
と、飲水量の制限をしていたり…。
たくさんのことが目からウロコだったそうで、
その中でも最後に「これは必要だろう」と出してきた「酵素」が最もいらないものだったと理屈で判ったときの飼い主さんは、
「何を信じてきたんだろう…」
とぼそりとおっしゃいました。
今まで信じてきたことが実は違った…
ということを知るのは、実に勇気のいることですが、
⚫︎しなくて良い心配や不安
⚫︎かけなくても良い手間
などが無くなるとしたら、それはそれで有益なのではないでしょうか?
犬・猫に塩分はダメ?
むか~しむかし、須崎家の近所の犬猫は、各家庭の残り物を食べさせてもらっていました。
みそ汁ぶっかけごはんをどの家庭でも美味しそうに食べ、チューリップ揚げの骨なんかもバリバリ食べていました…。
みんな元気に十数歳まで生きていました。
いつからなんでしょう、犬・猫に塩分はダメ!
なんていわれ始めたのは…???
「ちなみに何が怖いんですか?」
と伺うと、
「だって、ナトリウムって身体に悪いんですよね?」
という答えが返ってくるんです…。
ということは、塩分が多いとどう悪影響があるか、正確にはわかっていらっしゃらないということですね。
この話の出発点は、
「犬・猫は塩分が少なくても生きていける。」
という話でした。
それが、伝言ゲーム的に間違って引用されて、
「犬・猫に塩分はダメ!」
となってしまったのが実情でしょう。
「塩分は少なくても生きていける」 と 「塩分を与えてはいけない」 では、意味が違いますよね…。
実際、血液中には約1%の塩分が含まれています。
ですから、まったく塩分を含んではいけないというわけではないんですね。
また、元気のない犬・猫に、具だくさんのみそ汁を食べさせると、それだけで元気になったりするんですよね。
でも塩分はダメ!なんていうウソを信じていると、こんな解決法は思いつかないし、せっかく教えてもらっても、実践を躊躇したりしますよね。
過剰なナトリウムは、
●十分な水分があれば、尿で排泄されるます
●野菜に含まれるカリウムがあれば、こちらも排泄されます
つまり、具だくさんなみそ汁ぶっかけごはんは、身体に良いと…。
だからと言って
ミソばっかり食べろといっているわけではありません。
塩をなめて暮らせといっているわけではありません。
多少の塩分なんか、それほど心配いらないのです。
うちの実家の猫は、
●具だくさんのみそ汁のキャベツ
●イカ大根の味のしみた大根
が大好物でした。
ちなみに19歳まで生きました。
ということで、犬・猫に塩分はダメ?の心配は無くなりましたでしょうか?
2年間結石に悩み続けていました
はじめまして。
須崎先生のことは本を通じて知りました。
うちのワンコはとにかく動物病院通いが絶えず、しかも2年前から尿結石症と診断されて、獣医さんからも「もう一生治りませんから、この療法食だけを食べさせて下さい。」と言われました。
でも、フード嫌いな子で、療法食になったらさらに食べなくなってしまい、どうしたら良いのかと迷ったときに先生のことを紹介していただきました。
すぐに本を買い、やってみようかとかかりつけの先生に相談したところ、「手作り食なんかやったら結石がもっとひどくなりますよ!何を考えているんですか!」とかなりきつく怒られまして、それで手作り食をあきらめました。
でも、相変わらず療法食は食べてくれず、いろんなことを試しましたがうまく行かず、動物病院には行くのですが、毎回尿結晶は出たり出なかったりで安定せず、、、
結局は「体質だから仕方がない」ということであきらめる様言われていました。
でも私自身はなぜかあきらめられなくて、何かないかなと探していましたら、先生のDVDがあったので、ものは試しで買ってみました。
どれも納得のいくことだったので、一か八かでやってみました。
すると、始めた次の日からオシッコの臭いが変わり、1ヶ月後の検査では、なんとずっとあった腎臓の石が無くなっていたのだそうです。
この2年間、食事や尿の検査で毎日ドキドキしていましたが、こんなことなら、最初からやれば良かったと思ってしまいました。
とにかく、お礼を言いたかったので、メールさせていただきました。
ありがとうございました。
愛媛県 Kさま
良かったですね!
結石症は、尿閉が怖いですが、原因を取り除いて、再感染を防ぐことができれば、須崎動物病院でも3ヶ月以内でだいたい解決しています。
2年間のドキドキはさぞかしお辛かったと思いますが、おそらくまだ、今まで炎症していた部分は修復中だと思います。
食事だけで改善するわけではないのですが、新たな原因が入ることを阻止し、 何を食べても、何が進入しても結石症にならない身体作りをこれからしていきましょう!
また、続けていても改善しない場合は、より深い根本原因があると思われますので、それを診療などで探って抜けたらと思います。
それにしても、本当にうれしいご報告でした。
※事務局では本の紹介はしておりません。あらかじめご了承ください
ペットを健康で長生きさせるために大事なこと
これは、ペットとの生活も同じです。
ペットが可愛いのもわかりますしペットを溺愛するのもわかります。
でも「この子がいなくなったら、私生きていけない…」
というのは、好ましい状態ではありません。
ペットが病気になったとき、一緒に落ち込んだら、ペットが頼れる相手がいなくなってしまいます。
ペットは空気を読む生き物です。
ペットが大病を患ったとき、頼れるのは飼い主さんしかいません。
いざという時に頼れる相手でいられるように、ペットも大事ですが、あなた自身も大切にしてください。
診療で、ペットのことを思うあまり、飼い主さんご自身が心身を患い、ペットも飼い主さんも大変な状態というケースがいくつかありました。
極端な話ですが、ペットが死んでもあなたは生きていきます。
でも、あなたが死んだらペットは生きていけません。
この様に考えると、ペットの健康より、あなたの心身の健康の方が優先順位は高いのです。
ペットが健康で長生き出来るように、あなた自身もどうぞ、ご自愛ください。
いつか必ず訪れる「その時」。
その時を迎えたあなたが、悲しみの中でも、自分の足で立ち、
「この子と一緒に生きられて幸せだった」と思えるように
今を大切に過ごすことも、
ペットへの大きな愛情なのかもしれません。





