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SusakiVeterinarian's Column

皮膚の痒み=皮膚病?

Colum No.18

皮膚が痒いといったとき、皮膚に問題があると考える方が多い と思いますが、実際は、内臓から神経等を介して皮膚に症状を出しているケースもあります。

「内臓で問題が起こっていますよ!」
と、教えてくれるサインとしての症状です。

この場合、シャンプー療法、 ステロイド療法、抗生剤投与、 アレルゲン検査&IGE検査→除去食…をしても、ほとんど改善しないものです。

なぜなら、表面だけ取り繕っても、奥からドンドン症状を出すような指令がやって来るので、ムダなのです。


原因を探る視点

そんなとき、視点を変えて、他の臓器を探ってみると、白血球が異物と闘っている「戦闘地帯」になっている臓器があり、その原因を取り除くと、「今までの努力は何だったのか?」というぐらいに、症状が落ち着く事があります。

もちろん、症状が落ち着くまでの期間は「敵の量」「白血球の戦闘レベル」「戦闘地帯の環境」「敵が増えるペース」によって変わってきますが、

通常は、異物が処理能力の範囲内に落ち着く「終点」がやって来ます。

体力もある、戦闘力も高い、栄養の過不足もなく、ただ、
「敵が多いから全力で闘っている結果として症状が出ているだけ」
なのに。


根本原因に目を向ける

そういう身体の事情(内臓の問題が皮膚に出てきている状態)を飼い主さんはご存じないため、 全く解決にならない方向例えば「食事の問題ばかりを探す」飼い主さんをみると、とてももどかしい思いになります。

とは申しましても、症状が出ているときに、根本原因を探って取り除くよりも、症状を抑えた方が速いし楽なので、その様な処置が求められ、
「のど元過ぎれば熱さ忘れる」
で、症状が消えてしまえば根本原因なんてどうでもよくなるのが普通です。

ただ、覚えておいていただきたいのは、 「風が吹けば桶屋が儲かる」の風を止めなければ、また同じことが起こる可能性がありますよ…ということです。

当院にお越しくださる飼い主さんは、いろいろなことをやり切っていらっしゃったので、「症状を消すだけで安心してはいけないこと」をご理解いただけており、話も早く、全体の診療がスムーズに終わることが多いです。

ぜひ、あなたも、表面的な症状にのみ囚われず、そうなる原因を探ってもらって下さいね。

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